異文化理解力

7月の基礎クラス(幼児・小学生)をご紹介したいと思います。

現在
“I have black hair.” ”I have black eyes.”など、自分のことを紹介する練習と共に、いろいろな人種を写真で紹介しています。

子どもたちは素直に反応するので、茶色い肌の人や、青い目の人、金髪、白髪など様々な写真を見て、自分と異った人だと認識してびっくりしたりしています。これは、島国で単一民族文化の日本の中で生活していたら、当然の反応だと思います。
英語話者になるということは、様々な国籍や人種の人たちといずれ関わることになるかもしれません。

将来子どもたちが成長して、一歩そういった世界に出ると普段当たり前のことが、当たり前ではなくなってきます。
私自身もこれまでたくさんのカルチャーショックを経験してきましたが、人種、宗教、生活習慣、それぞれの形が人の数だけ存在するのでショックを受けるのは当然です。

問題は、ショックの後でどのように反応・行動するかだと思います。
アメリカでは、根強い人種差別がまた表面化していますが、先日娘ともそれについて話し合ってみました。
見た目や、習慣が違っても同じ人間です。
異質なものを目の当たりにしたときに、どう受け止めるか、これも外国語を学ぶ上で非常に重要な要素だと考えます。
このような観点からも、言語教育を早期に始める利点は大きいと思います。
英語に限らず、早くから他言語や異文化に触れることで、自分とは違う異文化の存在を自然なものとして認め、またそれに対するフィルターを少しでも低くしていくことが可能になると考えます。